つくばみらい市のラーメン店「伊八」は、ラーメンショップ系の味を進化させた一軒として注目されています。看板メニューのネギラーメンやコテコテラーメンは、背脂豚骨醤油スープと大判チャーシューが特徴。麺やトッピングとのバランスも抜群で、地元民からも支持を集める人気店です。本記事では伊八のメニューや特徴、実食レポを詳しく紹介します。
最近つくばみらいで噂の“伊八”って店があるらしいけど、どんなとこなんだ?
オレまだ行ったことねぇんだよな。
伊八か?あそこは元ラーショで腕磨いた店主がやってるって聞いたな。
背脂チャッチャ系の豚骨醤油がウリでな、ネギラーメンが特に人気だぜ。
おぉ、ラーショ仕込みか!それはガテン系のオレにも刺さりそうだな。
しかも、夜になるとまた雰囲気が変わるんだぜ。
看板に“呑み喰い処”って付いてる通り、酒も肴も用意されてる。
仕事終わりに仲間と一杯やって、つまみでチャーシューを頬張る──そんな使い方もできるんだ。
最高じゃねぇか。
腹も満たせて一杯やれるなんて、オレらガテン系の溜まり場になりそうだな!
伊八とは?|つくばみらい市の人気ラーメン店
店主の経歴と味わいのルーツ
伊八の店主は、ラーメンショップ(通称ラーショ)で修行経験があると言われています。そのため、提供されるラーメンにはラーショのDNAを感じる部分が多くあります。
特に「ネギラーメン」や「背脂チャッチャ系豚骨醤油スープ」は、ラーショ好きなら思わず頷いてしまう再現度。ただし、単なる模倣ではなく、スープのマイルドさや麺の使い分け、トッピングの工夫など、独自の進化も感じられるのが伊八の特徴です。
言うなれば「ラーショをベースにしつつ、地域に根付いたオリジナルの味」へと昇華させている、と言えるでしょう。
「拉麺・呑み喰い処」という店名の由来
伊八の正式名称は「拉麺・呑み喰い処 伊八」。その名の通り、ランチタイムにはラーメンを目当てに多くのお客さんが訪れ、夜にはちょっとした飲み利用もできるのが特徴です。卓上の調味料が充実しているほか、つまみ系のメニューやアルコールも提供されており、仕事帰りに軽く一杯や、仲間と語らいながら食事を楽しむことも可能。単なるラーメン店に留まらず、地域の「食と憩いの場」として機能しているのが伊八の魅力です。
看板メニューはネギラーメン&コテコテラーメン
ネギラーメン(醤油)が一番人気
伊八の看板メニューといえば、やはり「ネギラーメン(醤油)」。大盛りの白髪ネギが丼を覆い、その下には背脂が浮いた豚骨醤油スープが隠れています。
ラーショ系の定番を踏襲しながらも、伊八らしいバランス感で仕上げられており、ライトながらも豚骨の旨味をしっかり感じられるのが特徴。ネギのシャキシャキ感と辛味がスープに絶妙に溶け込み、食べ進めるごとに味の表情が変わります。
地元客から「一度食べたらリピート必至」と評される人気の一杯です。

背脂チャッチャ系、ライトでマイルドな豚骨醤油
スープは豚骨醤油をベースに、表面には背脂が散らされた“チャッチャ系”。
見た目はこってりしていますが、実際に口に含むと驚くほどマイルドで飲みやすい仕上がりです。背脂の甘みと豚骨の旨味が溶け合い、後味はスッキリ。醤油ダレは濃すぎず、化調も控えめで自然な旨味が活きています。
最後まで飽きずに飲み干せる軽やかさがあり、「ガッツリ派」だけでなく「ラーメン初心者」や「女性客」にも好まれる理由となっています。
コテコテラーメンは背脂増しでパンチある仕上がり
一方、濃厚派に人気なのが「コテコテラーメン」。
こちらは標準よりも背脂の量を大幅に増やした一杯で、丼を覆うほどの背脂がインパクト抜群。スープ自体のコクも強まり、豚骨と醤油の風味に背脂の甘みが加わり、パンチ力のある濃厚な味わいになります。

今回注文した、コテチャーシュー(醤油)。
標準のネギラーメンが“バランス型”なら、コテコテはまさに“ガテン系向けのガッツリ型”。脂の甘さと醤油のキレがガツンと響く一杯で、「今日はガッツリ食べたい!」という時にぴったりです。
スープの特徴|ライト豚骨醤油×背脂の甘み
豚骨醤油をベースに背脂が浮くスープ
伊八のスープは、豚骨をじっくり炊き出した出汁に醤油ダレを合わせた豚骨醤油ベース。表面には背脂がチャッチャと振られ、見た目はしっかりコッテリ系。とはいえ、飲んでみると驚くほど軽やかで、豚骨特有の臭みはなく、香ばしい醤油の香りとともに旨味が広がります。背脂の粒がスープ全体に散っていることで、まろやかさと奥行きをプラスしているのがポイントです。

醤油ダレ・化調は控えめで自然な旨味
一般的な背脂豚骨は、醤油ダレの主張や化学調味料の強さで“ガツン”とさせるものが多いですが、伊八はそれをぐっと抑えています。
醤油ダレはしょっぱさ控えめ、化調も必要最低限にとどめ、素材本来の旨味で勝負。豚骨の出汁感と背脂のコクをじっくり楽しめる構成になっており、自然な甘みと深みが口の中に広がります。「重さではなく旨さで食わせるスープ」と表現するのがふさわしい一杯です。
背脂の甘みがコクをプラス、最後まで飲みやすい
背脂というと脂っこいイメージを持たれがちですが、伊八で使われる背脂は上品な甘みが際立っています。スープに溶け込むことでコクを増し、飲み口をまろやかに整える役割を担っています。そのため「脂が多いのにくどくない」「最後まで飲み干せる」という声が多く、女性客やライト志向の人にも支持されています。しっかりコクがありながら、胃に重たさを残さない仕上がりは、日常的に通いたくなる理由のひとつです。
麺の特徴|細ストレートと平打ち麺の使い分け
醤油・塩は細麺(低加水、パツっと歯切れよし)
伊八の醤油・塩ラーメンには、低加水の細ストレート麺が使われています。加水率を抑えることで、麺はパツっと歯切れの良い食感に仕上がり、スープをしっかり持ち上げる力を持っています。啜った瞬間にスープと背脂が絡み合い、噛み締めると小麦の風味が鼻に抜けていく。豚骨醤油スープとの相性を第一に考えられた組み合わせです。

味噌・つけ麺は平打ち麺(もちもち感あり)
味噌ラーメンやつけ麺には、平打ちの太め麺を採用。こちらは細麺とは対照的に加水率がやや高く、もちもちとした弾力が特徴です。特に味噌の濃厚スープやつけ麺の強いタレに合わせると、その厚みと噛み応えがガツンと存在感を発揮します。平打ちならではの舌触りの良さとスープの絡みやすさも魅力で、「ラーメンだけでなく麺そのものを味わえる」満足感の高い一杯に仕上がっています。
チャーシューの特徴|大判で脂トロ&赤身ホロ
大判でインパクト抜群
伊八のチャーシューは、まず見た目から圧倒的な存在感を放ちます。丼の半分を覆うほどの大判サイズで、厚みも十分。着丼と同時に「おおっ」と声が出るほどの迫力があります。視覚的な満足感とともに、「肉を食べている!」という贅沢な気持ちを味わえるのが魅力です。

脂身はトロッ 赤身はホロッ
伊八のチャーシューは、大判サイズのバラ煮豚で、脂身と赤身のバランスが絶妙な一品です。
脂身は口に入れた瞬間スッととろけ、上品な甘みが広がります。背脂豚骨醤油スープと合わさることで濃厚さを増しながらもくどさはなく、スープに軽く沈めてから食べればさらに柔らかさと旨味が引き立ちます。
一方の赤身はしっかりとした肉質を残しつつもホロっとほどける柔らかさがあり、噛むたびに肉本来の旨味が広がるのが魅力。脂身の甘さとのコントラストが生み出す「柔らかいのに力強い」という二面性が、このチャーシューを特別な存在にしています。味付けは醤油ベースで濃すぎず薄すぎない優しい仕上げ。
肉の旨味を最大限に引き出し、スープとの調和も抜群です。ラーメンの上で味わうのはもちろん、ご飯に乗せてチャーシュー丼として楽しんでも絶品で、人気の理由が頷ける仕上がりになっています。
アクセスと基本情報

店舗名 | 拉麺・呑喰い処 伊八 (らーめん・のみくいどころ いはち) |
住所 | 茨城県つくばみらい市紫峰ヶ丘1-21-3 |
営業時間 | 11:00~15:00 17:00~23:00 |
休業日 | 月曜日 |
駐車場 | 9台 店舗前5台、第二駐車場4台 |
座席数 | カウンター席:10席 テーブル席(2人掛け)2卓 テーブル席(6人掛け)2卓 |
支払方法 | 現金・カード、電子マネー、QR決済可(PayPayなど) |
関連ページ | 公式SNSなし |

まとめ|伊八はラーショ系を進化させたバランス型ラーメン
伊八のラーメンは、ラーメンショップを彷彿とさせる“ラーショライク”なスタイルをベースにしながらも、より洗練された仕上がりが光ります。背脂豚骨醤油スープは、ライトな飲みやすさからコッテリ濃厚なパンチ系まで幅広く選べるのが魅力。そこに合わせる麺は細麺や平打ち麺を使い分け、存在感のある大判チャーシューやフレッシュ感を添えるトッピングが絶妙に調和しています。地元の常連客はもちろん、ガテン系のボリュームを求める層から家族連れまで幅広く支持されているのも納得の一軒。伊八はまさに、ラーショ系を進化させた“バランス型ラーメン”の代表格といえるでしょう。
ラーメンってのはな、ただの飯じゃねぇんだ。
豚骨を何時間も煮込んで、背脂を一片残らず叩き込んで、ようやくスープが顔を出す。そこに小麦の芯が生きた麺をぶつけて、大判のチャーシューをのせる──それが伊八の一杯だ。
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