【つくば 麺処はいから】赤富士実食|辛さが主役のハイカラ二郎系

二郎系

つくば市花室、住宅街の裏手にひっそりと佇む 麺処 はいから
ここで味わえる看板メニュー「赤富士」は、いわゆる二郎系の迫力を持ちながらも、どこか陽気で洗練された一杯だ。
山頂に盛られた豆板醤と一味、太麺、背脂、豚――そのすべてが“辛さ”を主役にまとめ上げられ、食べ進めるほどに表情を変えていく。
荒々しさだけでは語れない、“ハイカラ”という言葉がしっくりくる赤富士の魅力を、実食レポートでじっくり伝えていく。

つくばで二郎系食いてぇんだけどよ。
ガッツリいきたい気分なんだが、どっかないか?

あるぜ。
つくば市花室にある 麺処 はいから
ただし、ちょっと“普通の二郎系”とは違うけどな。

ん?二郎系って言ったら、
醤油ドン!豚ドン!獣ドン!じゃねぇの?

そこが“はいから”なんだよ。
荒々しさで殴ってくるタイプじゃない。
辛さと香りを主役にした、旨辛なハイカラな二郎系だ。

麺処はいからとは?|住宅街に佇む“ハイカラ”な一軒

つくば市花室の隠れ家的ラーメン店

麺処 はいからは、つくば市花室の住宅街、その裏手にひっそりと佇むラーメン店。
大通り沿いの派手な立地ではなく、「目的を持って行く人だけが辿り着く」ような場所にある。

初めて訪れると「ここで合ってる?」
と少し不安になるが、店舗前には駐車場が約20台程度しっかり確保されており、車での来店はむしろ快適。
一度場所を覚えてしまえば、再訪しやすいのも魅力だ。

観光客向けというより、
地元に根付いた“知る人ぞ知る一軒”
そんな言葉がしっくりくる立ち位置のラーメン店である。

店名「はいから」に込められた意味

店名の「はいから」は、どこかレトロで洒落た響きがあるが、
この名前にはラーメンの方向性がしっかり込められている。

「はいから」の“から”は、辛さ・香りの「から」を意識したもの。

一般的な二郎系や醤油ラーメンのように、

  • 醤油の濃さ
  • 豚の荒々しさ

を前面に押し出すのではなく、
辛味や香りをどう表現するかを大切にしているのが、はいからのスタイルだ。

そのため、スープは醤油が強すぎず、豆板醤や一味唐辛子の存在感が自然に立ち上がる設計。
ガツンと来るのに下品にならず、どこか“ハイカラ=陽気で洗練された”印象を残す。

店名を知った上で一杯を食べると、「なるほど、だから“はいから”なのか」と、きっと腑に落ちるはず。

看板メニュー「赤富士」とは?

二郎系インスパイアだが“荒々しさ控えめ”

麺処 はいからの赤富士は、いわゆる二郎系インスパイアに分類される一杯。
太麺・山盛り野菜・背脂・ニンニクといった基本構成はしっかり押さえつつも、
他の二郎系にありがちな荒々しい獣感や過剰な重さは控えめだ。

ベースは醤油味の二郎系だが、醤油の主張は強すぎず、全体の印象はあくまでバランス重視
辛味や香りを軸に設計されているため、「ガツンと来るけど、雑じゃない」という印象を受ける。

そのため、

  • 二郎系が初めての人
  • 重すぎるG系が苦手な人

でも比較的挑戦しやすく、
“二郎系の入口”としても選びやすい一杯になっている。

今回注文した、赤富士250g(全マシ)、ニンニク別マシ、味付けアブラ別皿

宅麺

注文時に選べるカスタマイズ

赤富士は、二郎系らしく自分好みにカスタマイズできるのも特徴。
注文時(または食券提出時)に、以下の項目を聞かれる。

  • 麺量:200g〜(券売機で麺量選択)
  • ニンニク
  • 野菜
  • アブラ

初めての人は、
「全部マシにしないとダメなのでは?」と身構えがちだが、そんなことはない。
基本は増しまでだが、さらに盛りたい場合は券売機で購入すれば自分好みのカスタマイズが可能。

初心者におすすめの頼み方例

  • 麺量:200g
  • ニンニク:少なめ or 普通
  • 野菜:普通〜増し
  • アブラ:普通

この構成なら、赤富士の

  • 辛さ
  • スープのキレ
  • 太麺の存在感

をバランスよく楽しめる。

逆に、辛いものが好きな人や食べ慣れている人は、辛さやアブラを増していくことで、
より“はいかららしい”表情を引き出すことも可能だ。

まずは無理をせず、「食べ切れる量と辛さ」から試すのが、赤富士を楽しむコツ。

野菜・背脂の役割|赤富士を完成させる名脇役

シャキ〜クタ寄りのモヤシと“日の出”トッピング

赤富士の野菜は、シャキシャキ一辺倒ではなく、ややクタ寄りのモヤシ。
この加減が、太麺や辛スープとよく馴染む。

山の頂には、
豆板醤と一味唐辛子が美しくトッピングされ、
まるで日の出を思わせるビジュアル

この豆板醤が単なる飾りではなく、
スープに溶け出すことで辛味とコクを段階的にプラス。
最初は控えめ、混ぜるほどに存在感が増していく。

見た目のインパクトだけでなく、
味の変化を生み出す重要な仕掛けとして、
この“日の出トッピング”が赤富士の世界観を形作っている。

優しい背脂が辛さを包む

赤富士の背脂は、しっかりとした固形感を残したタイプ
ゴロッとした存在感がありながら、
口に含むと驚くほどクドさがない

ほんのり醤油が効いた背脂は、
辛味の角を丸め、
スープ全体に甘みと厚みを与える役割。

特に、豆板醤や一味の辛さと混ざることで、
ただ辛いだけで終わらず、
“旨辛”として成立するバランスに仕上げている。

背脂は主役ではない。
だが、この脂がなければ赤富士は完成しない。
まさに、辛さを包み込む名脇役と言える存在だ。

スープの特徴|辛さを主役にした“キレ重視”スープ

非乳化〜微乳化の豚骨醤油ベース

赤富士のスープは、非乳化〜微乳化寄りの豚骨醤油ベース
いわゆる二郎系のようなドロドロした重さはなく、
口当たりは意外なほど軽やかだ。

これは「軽い」という意味ではなく、
余計な重さを削ぎ落とし、キレを残した設計
太麺や背脂、ニンニクを受け止めつつも、
最後まで飲めてしまうバランスに整えられている。

重さで押すのではなく、
輪郭のはっきりした味で食べさせる
そんな意思を感じるスープだ。

豆板醤・一味が引き立つ理由

赤富士のスープで印象的なのが、
豆板醤と一味唐辛子の存在感

その理由は、醤油ダレをあえて控えめにしている点にある。
醤油が前に出すぎないことで、
辛味や香りが自然と主役に立ち上がる。

序盤は、
「ちょい辛いかな?」
と感じる程度だが、
天地返しを重ねるごとに、
豆板醤と一味がスープに溶け込み、表情が変わっていく。

後半に向かうにつれ、

  • 辛味
  • 背脂の甘み
  • 豚の旨味

が重なり合い、
コクが増し、厚みのある“旨辛スープ”へと進化

最初から完成形を出さない。
食べ進めることで完成していく――
それが赤富士のスープの大きな魅力だ。

麺の特徴|噛んで楽しむワシワシ太麺

太さ・形状・食感のバランス

赤富士に使われている麺の幅は、割り箸ほどの太さを感じる太麺
見た目のインパクトは強いが、幅がありすぎないため、
頬張りやすく、食べにくさは感じない

宅麺

形状はストレート寄りで、
強い縮れはなく、麺そのものの存在感を前面に出すタイプ。
スープに頼らず、麺自体で「食わせにくる」設計だ。

加水率は控えめで、
食感はゴワゴワとしたワシワシ系
噛むたびに小麦の密度を感じられ、
「噛んで食べるラーメン」という二郎系らしさを存分に味わえる。

スープとの相性

この太麺が真価を発揮するのは、
辛味・背脂・タレが混ざり合った後半戦

表面が滑らかすぎないため、
豆板醤や一味の辛味、
背脂の甘み、
醤油ダレの旨味をしっかり絡め取る。

それでも麺が負けないのは、
小麦の風味が最後まで残る設計だから。
スープが濃くなっていく終盤でも、
麺の味が埋もれず、存在感を保ち続ける。

辛さに支配されるのではなく、
辛さと並走する。
そんな立ち位置の麺が、赤富士という一杯を最後まで成立させている。

チャーシューの特徴|香ばしさが主役の豚バラブロック

厚切りブロックで存在感あり

麺処 はいからの赤富士に乗るチャーシューは、
豚バラを中心とした厚切りブロックタイプ

薄切りで枚数を稼ぐのではなく、
一つひとつにしっかり厚みを持たせた、
二郎系らしい“肉を食わせる”サイズ感だ。

箸で持ち上げるとずっしりとした重みがあり、
見た目からして「ちゃんと主役を張れる豚」。
赤富士が“ガッツリ系”と呼ばれる理由を、
このチャーシューだけでも十分に理解できる。

焦がし仕上げが生む香ばしさ

この豚の最大の特徴は、
醤油ダレに漬け込んだ後、表面をしっかり焼き付けている点。

宅麺

脂の甘みと、
焼き目から立ち上がる香ばしさが合わさり、
口に入れた瞬間に香りが先行する

味付け自体は濃すぎず、
主張はあくまで控えめ。
その分、赤富士の辛スープに沈めた時に完成する設計になっている。

辛味と脂、
そこに焦がしの香ばしさが重なることで、
豚は一段と甘く、立体的な味わいに変化する。

単体で完結するチャーシューではなく、
スープと合わせて真価を発揮する豚
それが、赤富士のチャーシューだ。

初心者が感じやすいポイントまとめ

他の二郎系との違い

赤富士を食べてまず感じるのは、
いわゆる二郎系にある“荒々しさ”が控えめだという点。

豚の獣感や、醤油ダレの強烈さで押し切るタイプではなく、
全体はあくまでバランス重視
その中で主役を張るのが、
店名にも通じる「辛さ・香り」だ。

醤油は前に出すぎず、
豆板醤や一味唐辛子の辛味が、
スープ・麺・背脂と溶け合いながら存在感を放つ。

結果として、

  • ガッツリしているのに重すぎない
  • ジャンクなのに下品じゃない

そんな、“ハイカラ”な二郎系に仕上がっているのが、
赤富士ならではの大きな違いだ。

基本情報まとめ

店舗名麺処 はいから
住所茨城県つくば市花室732
営業時間11:00~14:15
18:00~20:45
休業日日曜日
駐車場駐車場20台ほど
座席数カウンター席:8席
テーブル席(2人掛け)3卓
支払方法現金のみ、キャッシュレス決済不可
関連ページFacebook 公式アカウント
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まとめ|“ハイカラ”という言葉がしっくりくる一杯

麺処 はいからの赤富士を食べ終えて、
まず頭に浮かんだのは「ジャンク」という言葉ではなく、
“陽気”という感覚だった。

確かに構成は二郎系。
太麺、山盛りの野菜、背脂、ニンニク、そして豚。
見た目の迫力も、満腹感も、しっかりガッツリ系だ。

それでも、どこか印象が違う。
荒々しさで殴ってくるのではなく、
辛さ・香り・バランスでじわじわと引き込んでくる。

山頂に盛られた豆板醤と一味唐辛子は、
最初は“日の出”のように静かに主張するだけ。
「ちょっと辛いかな」
その程度の第一印象で始まる。

だが、天地返しを繰り返し、
辛味・背脂・豚の旨味が混ざり合っていくにつれ、
スープの表情は確実に変わっていく。

気づけば終盤、
スープは夕方の山中湖のように深い色合いを帯び、
体の内側からじんわりと熱が広がる。
気持ちのいい汗が、自然と流れ出ていた。

この変化こそが、赤富士の真骨頂だ。

他の二郎系にあるような、
獣感全開の荒々しさや、
醤油ダレの強烈な押し出しはない。

代わりにあるのは、
辛さを主役に据えた、計算された設計
背脂は辛さを包み、
太麺は最後まで小麦の存在感を失わず、
チャーシューは焦がしの香ばしさで全体を引き締める。

すべてが一歩引いた位置で噛み合い、
結果として、
他にはない“二郎系の表情”を生み出している。

だからこそ、
食べ終わった後に残る印象は、
「重かった」でも「キツかった」でもない。

「楽しかった」
「また来たい」

そんな、どこか陽気で前向きな余韻。

荒々しさではなく、
辛さと香りで魅せる。
ジャンクなのに、どこか洗練されている。

――食べ終えた今、
「はいから」という店名に、これ以上ないほど納得している自分がいる。

赤富士は、
二郎系というジャンルの中で、
確かに“ハイカラ”な一杯だった。

宅麺

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