【行方市 麺や虎徹】地鶏清湯スープが絶品！｜鶏ガラ清湯×自家製麺が織りなす極上の一杯

行方市の人気ラーメン店「麺や虎徹」。一度口にすれば忘れられない、澄み切った地鶏清湯スープと、自家製麺の心地よい食感が織りなす極上の一杯が、多くのラーメンファンを虜にしています。スープは軍鶏（しゃも）や名古屋コーチンなどの地鶏、香味野菜、本枯節を贅沢に使い、本格的な二段仕込みで旨味を最大限に引き出すこだわりよう。透き通った見た目からは想像できないほどの奥深いコクがあり、醤油・塩どちらも雑味のないクリアな味わいが楽しめます。麺は平打ち中太の手もみ麺と細麺ストレートから選べ、スープとの相性も抜群。さらに、釜焼きチャーシューや鶏つくねなど、手間ひまかけたトッピングが一杯の満足度を一層高めます。休日には行列ができるほどの人気ぶりですが、「並んでも食べたい」と語る常連客も多い名店。その魅力を、実食レポとともにたっぷりお伝えします。

麺や虎徹とは？行方市が誇る人気ラーメン店

茨城県行方市玉造にある「麺や虎徹」は、地元住民からも遠方のラーメンファンからも支持される行列店。2013年の開店以来、鶏ガラをベースにした清湯スープと自家製麺の組み合わせで、多くの人を魅了してきました。
最寄り駅からは車でのアクセスが便利で、土浦北ICからはおよそ35分。県内ドライブの途中で立ち寄る人も多いお店です。

麺や虎徹のラーメンの特徴

スープ｜地鶏と本枯節が生む澄んだ旨味

麺や虎徹のスープは、軍鶏（しゃも）や名古屋コーチンといった希少で旨味豊かな地鶏を贅沢に使い、さらに香味野菜や本枯節を合わせた、まさに素材勝負の逸品です。まず地鶏の丸鶏やガラをじっくり炊き上げて旨味の土台を作り、その後、節や野菜を加えて二段仕込みすることで、動物系の力強さと魚介系の香り高さを絶妙に融合させています。この丁寧な工程によって生まれる清湯スープは、見た目は透き通る黄金色ながら、ひと口すすれば奥深い旨味がじわっと広がり、鶏油のまろやかさと節のほのかな甘みが舌を包み込みます。口当たりはあっさりと軽やかでありながら、余韻にはしっかりとしたコクと香りが残り、飲み進めるほどに「もうひと口」と手が止まらなくなる魅力があります。雑味が一切なく、最後の一滴まで飲み干したくなる──そんな完成度の高いスープが、多くの常連客を惹きつけてやまない理由です

麺｜平打ち手もみ麺と細麺ストレートの選択

麺や虎徹では、店内で丁寧に仕込まれる自家製麺を使用しています。製麺時の加水率や練り加減にもこだわり、スープとの相性を第一に考えた作りになっているのが特徴です。選べるのは、もっちりとした弾力と小麦の香りが豊かな平打ち中太手もみ麺と、喉越しの良さと軽快な食感が魅力の細麺ストレートの二種類。手もみ麺はスープをしっかり絡め取り、口に運ぶたびに旨味が押し寄せる力強い味わい。対して細麺はスープの繊細な香りや味をダイレクトに感じられ、軽やかに箸が進みます。季節やその日の気分、注文するメニューによって麺を選ぶ楽しみがあり、常連客の中にはその日の「気分麺」を決めて通う人もいるほど。自家製だからこその瑞々しい食感と小麦の甘みが、虎徹のラーメンを一層引き立てています。

トッピング｜釜焼きチャーシューと大葉香る薬味

虎徹の一杯を特別なものにしているのが、手間暇を惜しまないトッピングの数々です。中でも看板的存在なのが、香ばしく焼き上げられた釜焼き豚チャーシュー。低温でじっくり火を通すことで肉汁を閉じ込め、表面には香ばしい焼き目、噛めばしっとりとした肉質から旨味があふれ出します。さらに、別添えの藻塩をひとつまみ乗せれば、その旨味がきゅっと引き締まり、海のミネラル感が加わって驚くほどキレのある後味に変化。噛むたびに肉の甘みと塩のシャープさが交互に押し寄せ、思わずもう一口と箸が進みます。
薬味として添えられる刻み葱の中には、ひっそりと大葉が混ぜ込まれており、口に含んだ瞬間にふわっと広がる爽やかな香りが印象的。鶏清湯スープのコクに清涼感を添え、最後まで飽きさせない立役者となっています。半熟茹で玉子、メンマ、海苔などのシンプルな具材もバランス良く配置され、一杯全体の完成度をさらに高めています。

実食レビュー｜つけ蕎麦塩と虎徹そば塩

つけ蕎麦塩｜藻塩が生むキレと海の香り

別添えで提供される藻塩が、このつけ蕎麦の大きな魅力のひとつ。ベースとなるスープは、鶏ガラの旨味が前面に出た清湯仕立てで、口当たりはあっさりしながらもコクがしっかりと感じられます。そこに合わせる平打ち麺は、もちもちとした弾力と舌に吸いつくような滑らかさがあり、スープとの絡みが抜群です。
薬味には刻みネギがたっぷりと入り、その中に忍ばせてある大葉がとても印象的。麺と一緒に口に含むと、大葉特有の爽やかな香りがふわっと広がり、鶏のコクを軽やかにまとめ上げてくれます。
さらに、藻塩を麺や具材に加えると、味わいは一変。塩のシャープなキレがスープに新たな輪郭を与え、海のミネラル感が後味に奥行きをプラスします。特に釜焼きチャーシューや鶏ハムに藻塩をまとわせると、肉の旨味がぎゅっと引き締まり、噛むたびに甘みと塩の鋭さが交互に押し寄せる感覚は格別。
一杯の中で、鶏の優しい旨味、大葉の爽やかさ、藻塩の鋭いキレが折り重なり、最後まで表情の変化を楽しませてくれる──そんな贅沢なつけ蕎麦塩です。

虎徹そば塩｜シンプルにして奥深い一杯

虎徹そば塩は、一見すると非常にシンプルな構成ながら、その中に計算された旨味の層が隠れています。ベースのスープは、軍鶏や名古屋コーチンなどの地鶏をふんだんに使った清湯仕立て。透き通った黄金色は見た目にも美しく、ひと口すすれば鶏の旨味がじんわりと広がり、香味野菜や本枯節のほのかな香りが追いかけてきます。
麺は細麺ストレートを選択。軽やかな喉越しと程よいコシが特徴で、スープの繊細な香りと味をそのまま舌に届けてくれて最後まで箸が止まらない心地よさを演出します。
トッピングには釜焼き豚チャーシューが入り、肉質と旨味を堪能でき肉の繊維がきゅっと締まってて、噛むほどに凝縮された旨味が押し寄せます。
優しい味わいの中に香り、コク、キレが共存し、一杯の中で何度も表情が変わる──それが虎徹そば塩の最大の魅力です。

サイドメニュー・ご飯ものも見逃せない

「肉マヨ丼」のガッツリ感

麺や虎徹のサイドメニューの中でも、特にガッツリ派の心を掴んで離さないのが肉マヨ丼です。丼には、甘辛いタレでしっかりと味付けされた肉がたっぷりと盛られ、湯気とともに食欲を刺激する香りが立ち上ります。その上から豪快にかけられたマヨネーズが、肉の濃厚な旨味とタレの甘みをまろやかに包み込み、一口ごとにコクと満足感をもたらします。
熱々のご飯にタレが染み込み、噛むたびに甘辛い肉汁とマヨのクリーミーさが混ざり合い、箸が止まらなくなる味わい。ボリュームも申し分なく、ラーメンと組み合わせれば満腹必至ですが、単品でもしっかり一食分の満足感があります。ラーメンの合間に食べれば、塩気と甘み、まろやかさが絶妙に交互に訪れ、最後の一口まで飽きずに楽しめる逸品です。

「黒どろまぜそば」のインパクト

その名の通り、丼の中で黒く輝くタレが存在感を放つ黒どろまぜそば。最初に目に飛び込んでくるのは、その漆黒のビジュアルと食欲をそそる香ばしい香りです。濃厚なタレは、旨味の強い濃厚タレに香味油やスパイスを効かせた奥深い味わいで、麺に絡めた瞬間からその個性を存分に発揮します。
合わせる麺はコシのある太めタイプ。モチモチとした食感が、濃いめのタレをしっかりと抱え込み、一口目からガツンとした旨味と香ばしさが口いっぱいに広がります。具材にはネギや刻みチャーシュー、魚粉、卵黄などが加わり、混ぜるごとに味のレイヤーが増していくのも楽しいポイント。
一度混ぜ合わせれば、甘み、塩気、香り、コクが渾然一体となった濃厚な味わいに変化し、最後までパンチの効いた美味しさが続きます。ラーメンとは全く異なる魅力を持ち、まさに「もう一度食べたくなる衝撃系サイドメニュー」です。

アクセスと店舗情報

店舗名	麺や虎徹
住所	茨城県行方市玉造甲661-6
営業時間	11:00～14:30 17:30～21:00（売り切れ次第終了）
休業日	月曜（祝日の場合は翌日休み）
駐車場	あり（他店との共用）
座席数	カウンター席：8席 4名用テーブル：6卓
関連ページ	https://x.com/menyakotetu

まとめ

行方市「麺や虎徹」は、澄み切った地鶏清湯スープと選べる自家製麺、そして手間暇かけたトッピングが三位一体となった、完成度の高いラーメンを提供する名店です。つけ蕎麦塩では、藻塩が生むキレと海の香り、大葉の爽やかさが鶏のコクを引き立て、虎徹そば塩ではシンプルな構成の中に深い旨味と香りの変化を感じられます。さらに、釜焼きチャーシューの香ばしさや、サイドメニューの「肉マヨ丼」「黒どろまぜそば」など、麺類以外の魅力も盛りだくさん。休日の行列も納得の味わいで、一度訪れれば「また来たい」と思わせてくれるはずです。ラーメン好きはもちろん、家族連れやドライブ途中の立ち寄りにもおすすめしたい、行方市が誇る一杯です。
──食べ終えたあと、車に乗り込むとふと蘇るのは、大葉の爽やかな香りと藻塩がもたらしたあの切れ味。次の一杯が恋しくなる瞬間が、もう始まっています。

心に響く一杯を

宅麺